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◇写真展は時間をかけて鑑賞するのが礼儀だと思うが、
せいぜい全部で30分も見れば十分だ。雑談しながら時間をかけることもあるが
、ある写真に魅了され、しばらくその場から動けなくなるなんてことは珍しい。
これは写真が芸術的な側面よりも報道的な面を多く持つことに起因するのだろうと思う。
写真展とは「海外の人の生活はこうです」「ここの景色はきれいです」
のようにテレビのニュースやドキュメンタリーを観るような感覚に近いのだろうと思う。
◇筆者は日本画、それも美人画が好きで、よく観に行くのだが、
明らかに写真とは鑑賞時間が異なる。1枚の絵の前に20分くらいいるのはざらだ。
出口に差し掛かって、やっぱりもう一度気に入った絵を観たくなり、戻るなんてこともある。
絵画は作者ごとに作風が大きく変わり、また同一作者でも描いた年代によって違うのでそこが面白くてたまらない。
写真ならば、作品の撮影メモを辿りながら同様の作品が収められる。
後から撮った方が情報も多く、機材も良いので優れた作品が撮れる場合が多い。
やはり絵画と同じ芸術という土俵で勝負するのが間違っていて、写真は「報道性」を前面に出すべきだろう。
◇話が変わって、ご遺影写真というと、不吉なイメージがあるかも知れないが、
自画像を残すということでは、写真が適している。昔の金持ちは、
画家を家に読んで自画像を描かせたものだが、費用がかかるので、先祖の自画像が残る家なんてまれだ。
それが安いコストで撮影できる時代になったのだから、撮らない選択肢はないと思う。
自分をきれいに残したいという要望は多く、紙面でもよく「ご遺影撮影会」なるものを見かける。
筆者も自分や親の写真を撮り、ネット上のエバーノートというサーバに画像データを保存している。
ここに保存しておくとパソコンやスマートファンがあればどこでもファイルをダウンロードできる。
◇5月21日に浅草・振袖さんの撮影会があり、その前にポートレートの勉強会を開くことになった。
そこで普通の勉強会では面白くないので、筆者が受講生のご遺影用写真を説明しながら撮って、
そのデータを持ち帰ってもらうという流れになった。ただの証明写真では面白くないので、
カメラを持って微笑んだり、逆光で髪をキラッと光らせてみたり、凝った撮影をするつもりだ。
◇心配なのは撮影希望者が殺到することだ。撮影時間は約1時間しかないので、
1人1分としても60人しか撮影できない。できるだけ最高の写真を撮るので、
残したい方は1GB以上のSDカードを持って参加して欲しい。

原宿の東急プラザビルで再度撮影。
午後3時位に撮ると人がシルエットになりきれいだ
赤い服の人にスポットが当たりアクセントになった
 渋谷スペイン坂下で

よく行く千葉県土気市のホキ美術館 写実画なら日本一の量を誇る
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