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◇昨年12月に「投売りカメラ」と題してニコン1V1を一押しする原稿を書いた。
おかげさまでそれを読んで、購入された方が多く、
聞いただけでも30-40台は売れたことになる。
特にニコンからお礼が来るわけでも無く、
ニコンとしても在庫を抱えての安値放出品で、
売れば売るほど貸借対照表上、損益に加算されるので売れても
両手離しでは喜べないと思う。
(在庫で抱えている時、台帳上V1は5万円なりの資産だが、例えば2万円で卸した瞬間に3万円の損益になる)
◇前回V1を紹介した時、10ミリの薄型レンズキットが29800円で
仏のようなご慈悲を感じたものだが、なんと一時期21800円まで
更に下がってしまった(今は25000円くらい)。
いくらなんでも信じられない。
◇新機種のニコン1V2の方を買いたいと相談を受けることもあるが、
筆者はV1を勧めている。デザインもさることながら、
シャッターの感触がV2では安物になっているので、
長く使っていると愛着が沸いてこない。また、決定的な違いがある。
ファインダー(EVF)だ。
V2のファインダー内にある液晶はコストダウンのためか、
追従性が悪い。動く被写体を覗くと、
パラパラマンガのようにコマ飛びで表示される。
V1は追従性が良いので、光学ファインダーのように滑らかである。
◇V1を使ってみて分かったことがだが、
ボディを2台使ってレンズ交換をしない使い方が便利だ。
現在は10ミリと30-110ミリのレンズを2台のボディに付けて、
状況によって持ち変えて撮っている。
フルサイズの一眼レフだと2台持ちは重いので躊躇してしまうが、V1の場合は軽いので迷いがない。
10-100ミリの高倍率ズーム1本で済ませる手もあるが、
画質や歪み、明るさなどを考えると2台持ちなのだ。
幸いボディのみだと中野のフジヤカメラで新品同様品が
14000円ほどと信じられない安値で売られている。
2台持ちでお祭りなどに臨めば、警戒されないのできっと
良い作品が撮れると思う。また、冠婚葬祭にもピッタリだ。
小さくて地味なデザインで、それでもってさりげなく高性能。
車で言うと黒塗りのクラウンのようなもので、V1はどのシーンにでも合うのだ。
◇最後にニコンのカメラで、「ニコンの本気度」の分かる部分がある。
ストラップを留める金具だ。フラッグシップと呼ばれる高級品は丸い金具、
廉価品は直接ストラップが通る金具になっている。
もちろんV1は高級な丸い金具だ。この金具が付くモデルはニコンとしては
「一切手を抜いていませんよ」という証だ。
あまり売れないと、このシリーズは撤退も考えられるが、
今のところ新型レンズが頻繁に発売されている。直近だと、
32ミリF1.2という高性能レンズが10万円で発売された。フルサイズの35ミリF1.4が23万円で比較するとずいぶん安いのだが、
ニコン1シリーズを使う人が
10万円のレンズを買うかはビミョウである。
ただ、この後も変わったレンズがどんどん出てきそうで楽しみではある。

D7000の高級な丸い金具

D5100の安物金具、カメラの中身はD7000と同等なのだが

V1の高級金具

埼玉県小鹿野町の子供かぶき

フラミンゴは2月が真っ赤できれいらしい(上野動物園で)
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